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用具のこだわり by ゆう

 体をめいっぱい使ったフォアドライブは、独特なガチンという打球音をたてる。粘着ラバーを武器にする岩崎栄光(日野自動車)は、パワーヒッターという言葉がよく似合う。

 2回戦では早稲田大の先輩である時吉佑一(ZEOS)と対戦。同タイプのふたりの打ち合いは、最後の最後に時吉に軍配。「粘着ラバーの使い方や打ち方などを時吉さんから教わった」(岩崎)という師弟対決は見応え十分だった。

 岩崎のラケットはフォルティウスFT、フォアはキョウヒョウネオ3(紅双喜)、バックはオメガⅤプロ(XIOM)

 「粘着ラバーは昔から使っています。使って1週間くらいたったものが良いですね。開封したばかりだと粘着が強くて、弾みも悪い。使い込んでいって、良い感じにシートが軟らかくなったほうが、回転もかかるし弾みも良いんです。今使っているのも全日本に合わせて、年始に貼ったラバーです。

 バックは逆に新品のほうがいいですね。ぼくはバックがあまり硬くて回転重視だと使えない。ブロックができる範囲で、バックバックで押していけるラバーが良いんです。オメガはヨーロだとブロックは良いけど攻撃は難しい。ツアーだとブロックが難しくなります。だからプロが良いですね。

 ラケットはずっとルデアック(ニッタク)でしたが、早稲田大に練習しに行ったときに大島(ファースト)に『これ、いいですよ!』とフォルティウスFTを使わせてもらったんです。ルデアックは良いラケットですが、もう少し弾みが欲しかったんです。ルデアックフリートやルデアックパワーも使いましたが、なんか違くて、グリップも合わなかった。フォルティウスFTはルデアックの感覚のまま弾みが向上したようなラケットでした。グリップも合うし、良いですね」
  • パワーを生かした重いドライブがトレードマーク

  • キョウヒョウは使い込んで味を出していく