小学6年生にして、今年度の全日本カデット13歳以下でベスト8に入るなど、活躍がめざましい前出陸杜選手(松生TTC)。ジュニアの部1回戦にに登場し、高校生を相手に圧倒した。
「初めての全日本で緊張しました。気持ちをうまくコントロールできたと思います」(前出)とコメント。中国式ペンホルダーで両ハンドをブンブン振り回し、フォアフリックや裏面ストップなどの小技も多彩。見ていてワクワクするペンホルダーは大物の予感がする。
前出選手の用具はカルテット2スピード(VICTAS)、に両面ともV>15エキストラ(MAX)。180グラムを超えるずしっと重いラケットを小さな体で振り回す。
「ラバーは硬いほうが好きです。V>15リンバーを使ったことがありますが、軟らかくてカウンターが落ちてしまいました。両面ともエキストラにしたらスピードも出るしカウンターも入るようになりました。
ラケットはスワット(TSP)を使っていて、スピードが出ないと思い、カルテット2スピードに変更しました。このラケットは監督が使っていて、使わせてもらったら良かったんです。スワットより重くて打ち負けない感覚があります」(前出)