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2017世界卓球デュッセルドルフ大会速報

●男子シングルス準決勝
馬龍(中国) 6、9、9、6 許シン(韓国)

男子シングルス準決勝の第1試合は、馬龍が許シンにストレート勝ち。

手の内は知り尽くしたふたり。サービスや台上のテクニックが通用しない許シンにとっては、勝機を見出すのは難しい試合だった。2ゲーム目に許シンがサービスの組み立てを変え、馬龍のストップを浮かせて3球目パワードライブを連発。9ー6までリードしたのだが、ここから馬龍がカウンタードライブでバックストレート、フォアストレートと立て続けに打ち抜き、5点連取で11ー9。この時点でほぼ雌雄は決した。

4ゲーム目に馬龍は6ー0までリードを広げる。6ー2になったところでタイムアウトを取ったのは、念には念を入れたというべきか、余裕というべきか……。許シンの中陣ドライブをことごとくカウンターで打ち抜いた馬龍が、マッチポイントでも圧巻のフォアストレートを決め、決着をつけた。

フォアストレートへのカウンタードライブの決定率と精度は、前回大会に比べても増しているのではないだろうか。世界&五輪チャンピオンになっても、馬龍はなお進化している。
  • 馬龍のカウンタードライブ、恐るべき威力と精度

  • 許シン、勝機を見いだせず