●男子シングルス1回戦
張本智和 8、9、3、7 ニュイティンク(ベルギー)
出足でやや緊張感が見られた張本(JOCエリアカ)だが、3ゲーム目からはリラックスしたプレーでミスもなくなっていった。いつでも振り抜けるバックハンドに、フォアのカウンターが決まり、ストレートで初戦突破した。13歳にして恐るべき落ちつきを見せた。明日は、五輪メダリストの水谷との同士討ちとなる。
ベンチに入った倉嶋監督のコメント。
「3ゲーム目くらいからは余裕がありました。世界ランキング30位、20位くらいの試合でした。試合前は緊張して、いろんなところで走り回ってました。コートに入ってからは落ち着いてました。水谷との対戦は天才同士の対戦で、第三者的には楽しみな対戦ですね」
試合後の張本のコメント。
「最初からサービスは良かった。2ゲーム目9点で取ったあとから緊張は取れたし、足も動いてきた。この2ヶ月間練習してきたフットワークやフォアハンドが3ゲーム目から出せたのが良かった。水谷さんとやるのは初めてです。こんな大舞台でできるのがうれしいし、自分の成長も感じるし、緊張もしています。試合ができるからうれしいんじゃなくて、ひとりの選手として勝ちに行きたい。勝てる可能性は5%くらいかな。思い切り最初から攻めていきたい。