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2017世界卓球デュッセルドルフ大会速報

●男子シングルス3回戦
丹羽孝希 ー8、ー9、6、7、8、1 グルーツ(デンマーク)

同じサウスポーのグルーツをゲームカウント0ー2からの逆転で破り、丹羽がベスト16に勝ち上がった。
「このまま負けるんじゃないかと思っていたけど、何とか勝つことができた。全然余裕はなくて、いっぱいいっぱいの試合でした。気持ちだけは切らさずに、必ず挽回できるんだという気持ちでプレーしました」。試合後にそう語った丹羽。抜群の予測能力を誇る男が、信じられないほどノータッチを多く取られた。ゲームカウント2ー2に追いついた5ゲーム目も、8ー8からグルーツが3球目攻撃をイージーミスしていなければ、どうなっていたか……。しかし、一転して最終ゲームは10ー0、11ー1で決着をつけた。

「明日からやっと、シングルスもダブルスも格上の選手との対戦になる。ぼくは格上の選手とやるのが大好きなので、もっと思い切ってプレーできると思うし、今日とは違うプレーを見せられればと思います」(丹羽)。

ともにベスト16に入った張本については、「明日も勝ってベスト8に入ると思うし、ぼくもベスト8に入りたい。彼からは非常に刺激をもらっています。ぼくもこれに満足せずにもっともっと勝っていきたい」とコメント。2020年東京五輪を争うライバルへと成長しつつある張本の実力を認めた。
  • 丹羽、苦しい試合でも勝利につなげられるのは成長の証

  • 独特の間合いで、コースが読みにくいグルーツ