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全中国運動会・速報2017

●女子団体決勝
〈四川省 3ー1 黒龍江省〉
 郭艶 ー2、ー2、ー5 王曼昱○
○朱雨玲 4、8、8 車暁㬢
○范思琦 ー10、8、3、ー10、8 王シュアン
○朱雨玲 7、6、ー4、ー8、9 王曼昱

女子団体優勝は四川省!
2016年の全中国選手権団体に続き、頂点に立った!

トップで王曼昱が、チキータからの強烈なバックドライブ連打で郭艶を圧倒すれば、朱雨玲が隙のない攻守で車暁㬢の豪打を跳ね返す。前半は両チームのエースが1点ずつ取り合い、迎えた3番がひとつのポイントになった。

19歳の范思琦、王シュアンのバック表ソフトのクセ球に対し、やや台から距離を取り、弧線の低い両ハンドドライブを粘り強く連打。第4ゲーム10ー8のマッチポイントから、強打のミスが続いて逆転されるなど、苦しい苦しい戦いだったが、最後まで打ち切った。

4番は朱雨玲と王曼昱のエース対決。第1ゲームは朱雨玲が6ー0のスタートダッシュ、第2ゲームも1ー3から7点連取で8ー3と逆転。中国女子でも随一の堅い守りと、ロングサービスと球足の速いショートサービスのコンビネーション、機を見て狙い打つバッククロスのフォアドライブと、圧倒的な強さを見せた。

しかし、王曼昱も第3ゲームから盛り返す。好プレーには「カモン!」と声を出し、バック対バックのラリーから早めにバックストレートに仕掛ける積極性と、思い切りの良いフォアドライブの攻め。2ゲームを返して勝負は最終ゲームへ。

最終ゲームは王曼昱が4ー1、7ー4、9ー7とリード。ここを取ればラスト車暁㬢の勝利は十分に計算できる黒龍江省と、ここで決めたい四川省。両ベンチとも必死の応援の中、最後の最後で勝利の女神がほほえんだのは朱雨玲。やや勝負を焦ってミスが続いた王曼昱から4点を連取し、大激戦を制した。
歓喜の四川省ベンチ。一方、王曼昱はベンチで号泣。しばらく顔を上げることができなかった。
  • 優勝の瞬間、大きく両手を広げた朱雨玲

  • 3番で貴重な勝利を挙げた范思琦

  • 范思琦のパワーに対し、最後まで粘った王シュアンだが、及ばず

  • 王曼昱は試合後にベンチで号泣