男子シングルス1回戦の試合も次々に終わっていく中、地元・天津市チームのエースとして長年活躍してきた左シェークドライブ型のハオ帥が、右ペン両面裏ソフトドライブ型の薛飛と対戦。薛飛のフォアストレートへのフォアドライブと、威力ある裏面打法に苦しみながらも、得意の変化サービスと重いフォアドライブで勝利を収めた。
会場に残る観客も少なくなる中、地元のファンや小さな子どもたちから「ハオ帥、加油(ジャーヨウ)!」の声援が送られた。女性ファンの大歓声や絶叫に圧倒された大会第6日目。ハオ帥への声援は、何だか心地良いものに感じられた。
天津市チームは、このハオ帥とカットの馬特がベスト16進出。天津市男子チームの馬文革監督が帰り際、「ふたり勝ち上がったよ!」と地元の人たちとうれしそうに話していた。