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全中国運動会・速報2017

●女子シングルス準々決勝
劉詩ウェン(広東省) 3、ー7、5、ー7、ー7、11、9 武楊(山西省)
王芸迪(雲南省) 6、ー5、7、13、11 陳夢(山東省)

女子シングルス準々決勝の残り2試合、ベスト4に名乗りを上げたのは劉詩ウェンと王芸迪!

劉詩ウェンは苦しい苦しい戦いだった。「劉詩ウェンと当たるなんて、武楊も不運だな」と思っていたが、試合が進むにつれて武楊のカットとカーブロングにミスが増える。
ゲームカウント2ー3とされた第6ゲーム、4ー6から10ー6と逆転しながら、5点連取を許して10ー11で武楊のマッチポイント。応援団が必死に声援を送る中、ここをしのぎきって大きく吠えた。最終ゲームもリードしながら挽回される展開だったが、辛くも勝利。劉詩ウェンらしからぬ凡ミスの多さは、ボールの違いも影響しているのか。

そして、ダークホース王芸迪の活躍はセンセーショナルだ。女性にこんな表現は失礼かもしれないが、「面構え」がいい。ミスが出ても、自分の立てた予測や戦術に徹しきれる思い切りの良さがある。技術的にも、バックハンドの打ち分けのうまさ、守備力の高さに加え、フォアドライブも馬力あり。

若手の人材不足と言われた中国女子だが、孫穎莎、王曼昱のこの王芸迪が加わるとなると……、やはり手強い。
  • 新たなヒロイン登場、その名は王芸迪(ワン・イーディ)

  • 前回2位の陳夢はベスト8に終わる

  • 劉詩ウェン、得意のカットに大苦戦

  • よく守った武楊だが、あと一歩及ばず