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全中国運動会・速報2017

 昨日、天津市内でIDカードを受け取った後、会場近くのホテルがある武清区まで、ボランティアスタッフの鮑(バオ)くんが車で送ってくれた。約60キロ、車でおよそ1時間の道のり。「どうして卓球競技だけ、こんなに離れたところでやるの? 天津の人たちは、わざわざ武清まで見に来てくれるの?」とつたない中国語で聞いたら、「うーん……、でも卓球競技のチケットは、もう全部売り切れてるよ」とのこと。
 ちょっと安心したけれど、やっぱり遠い。東京都内から埼玉の熊谷市、大阪の中心から兵庫の三木市、位置関係と距離で言うとそんな感じだ。

 ちなみに鮑くん曰く、卓球選手で一番人気があるのは、やはり張継科だそうだ。馬龍も知っていたが、中国オープンでのボイコット騒動については全く知らず、「どうして棄権したの?」と逆に聞かれてしまった。トヨタの車とホンダのバイク、PS4と寿司をこよなく愛するという鮑くん。小学校時代に先生から習ったという芹洋子の「四季の歌」を日本語で歌ってくれて、一緒に歌いながら夕暮れのロングドライブと相成りました。

 下写真はホテルの周りの様子。取材をさぼってヨーロッパに遊びに来ているわけでは……ありません。随所にこういう欧風な建物があり、近くには「佛羅倫薩・小鎮(フィレンツェ村)」なんてところも。こんな建物の前に屋台が出て、焼餅や茹でたトウモロコシを売ったりしているが……。数十年後、この街並みはどうなっているのだろうか。