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全中国運動会・速報2017

 今回の全中国運動会速報ページ、「なかなか大会の速報がスタートしないな……」と思われている方、ゴメンナサイ。
 一刻も早く武清体育センターのフロアに下りたい編集部タロー。今朝は午前中に団体第2ステージの順位決定戦(9〜16位決定)が行われる予定になっているので、朝食後に会場に行ってみた。無名であっても、巧みなテクニックや個性的なプレーをする選手は多く、ひとりでも多く観ておきたかったからだ。

 ……しかし、入り口でセキュリティチェックを受けて中に入り、ようやく見つけた運営スタッフらしき人にメディア用の入り口を聞くと「今日は午前中は試合はないよ。2時からでしょ?」との答え。順位決定戦のことを聞いてみてもよくわからないようで、しかもメディア用の入り口もカギがかかっている。大会ウェブページでは「試合進行中」のマークが出ているのだが、辺りには人影もなく、結局ホテルに戻ることに。行きはタクシーで5分ちょっと、帰りは歩いて35分。天気はすこぶる良いのだけれど……。

 とはいえ、今日行われる団体の準々決勝は好カードが目白押し。熱い戦いになることは間違いないのでご期待ください。男女の対戦カードは下記のとおり。

14:00〜(日本時間15:00〜)
●女子団体・準々決勝
河北省 vs. 黒龍江省
湖北省 vs. 解放軍
北京市 vs. 江蘇省
四川省 vs. 山西省

19:00〜(日本時間20:00〜)
●男子団体・準々決勝
山東省 vs. 解放軍
上海市 vs. 江蘇省
四川省 vs. 河南省
北京市 vs. 広東省

 女子は河北省対黒龍江省で、孫穎莎対王曼昱の若手エース対決が楽しみ。湖北省対解放軍では馮亜蘭と木子が激しい打撃戦になりそうだ。絶対的な本命は不在で、ベスト8に入ったどのチームにも優勝のチャンスはある。
 一方、男子は張継科のいる山東省が予選2位になったことで、準々決勝で解放軍と当たる厳しいドローになってしまった。張継科と樊振東が当たれば、現時点では樊振東の有利は動かないが……。昨日、「今の自分にとって成績は最も重要なものではない。ファンの人たちに卓球の熱さと楽しさを伝えることが重要なんだ」とコメントしていた張継科。ファンを沸かせる神がかりのプレーに期待したい。

 男子のもうひとつの好カードは北京市対広東省。馬龍・閻安・王楚欽と穴のない北京市に対し、広東省は絶好調の林高遠が2点取りを狙う。広東省の2番手、ベテランの張超も爆発力があるので、広東省にも勝機は十分あるだろう。
  • 中に入れなかった武清体育センター。むなしい写真です