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2017世界ジュニア選手権大会

日本女子、チャイニーズタイペイにストレート勝ちでメダルを決めた!

昨日の香港戦での敗戦で「目が覚めた」エース加藤が、トップで圧勝。幸先の良いスタートを切ったが、2番長﨑があれよあれよという間に2ゲームを落とす。「相手の嫌なところは特になかったですけど、台がすごくすべるし、ボールが飛んでこなくて、それが自分の中で引っかかってしまった」と試合後の長﨑。しかし、3ゲーム目から徐々にリズムを取り戻し、レシーブにも迷いがなくなった。「これで勢いに乗っていけると思います。メダルが決まったという実感はないですけど、これで満足せずに、金メダルが獲れるよう頑張ります」(長﨑)。

3番木原はフォアストレートに放つ合わせ打ちのカウンター、強烈なフォアドライブで快勝。少しずつプレーの歯車がかみ合ってきている日本女子。「気持ちの面で良い戦い方ができたと思います。昨日負けたのが良い刺激になった。油断していたつもりはなかったし、経験から厳しい戦いになるということはわかっていても、実際に体験してみないとわからない部分がある。エースの加藤が敗れて、それを実感して、みんな目が覚めた」。試合後の渡邊隆司監督はそう語った。チームのキーワードは「勇気を持って戦う」。準決勝の韓国戦でもその気持ちを忘れず、悔いのない戦いを見せてほしい。

日本以外の3試合は韓国、ルーマニア、中国という強豪が勝ち上がり、準決勝は日本対韓国、中国対ルーマニアという組み合わせになった。

●女子団体準々決勝
〈日本 3−0 チャイニーズタイペイ〉
○加藤 6、4、4 李幼芃
○長﨑 −9、−1、7、5、8 蘇珮綾
○木原 8、7、4 陳亭婷

〈韓国 3−0 アメリカ〉
○金智淏 −10、7、8、4 クリスタル・ワン
○金裕珍 2、6、8 エミー・ワン
○シン・ユビン −7、−6、6、9、5 レイチェル・スン

〈ルーマニア 3−1 ドイツ〉
○ドラゴマン 10、4、6 ヴォルフ
○ディアコヌ 10、4、11 シュライナー
 プライアン −5、−10、−8 クレー○
○ディアコヌ 10、9、8 ヴォルフ

〈中国 3−0 セルビア〉
○王曼昱 2、2、1 ヨキッチ
○孫穎莎 3、6、6 ビグニェビッチ
○石洵瑶 9、6、9 ルプレスク
  • フォアハンドの手数が増え、攻撃的なプレーを見せる加藤

  • 長﨑、価値ある逆転勝利

  • 木原は緊張を感じさせないプレーで、大物ぶりを発揮

  • 長﨑から2ゲームを先取した蘇珮綾

  • 右からみゆサン、みゆうサン、みゆうサンです