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2017世界ジュニア選手権大会

男子団体準々決勝、残りの3試合の結果は下記のとおり。

韓国はここまで精細を欠いていたエース安宰賢が2勝を挙げ、タイペイに勝利。やり慣れている対アジアのほうが、力を発揮できるのだろう。タイペイはエース林昀儒に2点取りの期待がかかったが、球威は以前より増しているものの、勝負に淡泊なプレーは相変わらず。

中国は第2ステージの2試合に続き、薛飛と王楚欽の2点起用、3番徐海東というオーダー。王楚欽が1ゲームを落としただけで、あっさり準決勝へ駒を進めた。

そして準々決勝で随一の好ゲームが、ルーマニア対アメリカ。ルーマニアはトップでゲームオール12−10で勝利したプレテアが、歓喜のあまりフェンスを跳び越えて謎の「退場」。それくらい各選手ともヒートアップしていた。アメリカはエースのカナク・ジャーが2勝を挙げたが、ルーマニアは第2ステージの韓国戦に続き、長身のシポシュがラストに立ちはだかった。シポシュも試合中に相当熱くなるタイプなのだが、ラストなどの緊迫した場面になると集中力が高まり、冷静なプレーに徹することができる。用意したボールが3個とも割れる大熱戦の末、最終ゲームは大きくリードしたシポシュに軍配。

試合後、勝利を決めたシポシュに各選手が飛びつき、「ルーマニア!ルーマニア!」の大合唱。周りの応援団も、審判長から注意を受けるほど熱くなった。ルーマニア、男女揃ってのベスト4進出は見事だ。


●男子団体準々決勝
〈韓国 3−1 チャイニーズタイペイ〉
○安宰賢 4、8、7 黎昕陽
 ペク・ホギュン 7、−5、−6、3、−6 林昀儒○
○クァク・ユビン 6、−9、−5、8、18 馮翊新
○安宰賢 3、−5、6、6 林昀儒

〈ルーマニア 3−2 アメリカ〉
○プレテア 10、−11、7、−8、10 S.アリゲッティ
 シポシュ −9、11、−8、−6 ジャー○
○オプレア −6、7、8、8 A.アリゲッティ
 プレテア 8、−7、9、−5、−12 ジャー○
○シポシュ 3、−10、−8 10、6 S.アリゲッティ

〈中国 3−0 ドイツ〉
○薛飛 2、6、7 ヒップラー
○王楚欽 2、8、−6、3 エンゲマン
○徐海東 3、5、8 マイスナー
  • 「見たかい!」とルーマニアのプレテア

  • 強烈な両ハンドドライブを放つシポシュ

  • ルーマニアチーム、歓喜が大爆発!

  • 韓国を準決勝へと導いた安宰賢