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2017世界ジュニア選手権大会

トップでカットの金裕珍を粉砕し、韓国戦の勝利の立役者となった加藤美優。試合後、ITTFのインタビューに答え、「今大会ではキャプテンなので、絶対に勝たないといけないと思って試合に臨みました」と語った。「明日の中国戦への抱負は?」という質問には、「相手はすごく強い選手だと思いますけど、絶対勝つんだという気持ちを持って、自信を持って頑張りたい」とコメントした。

ベンチに入った渡辺隆司監督は、加藤がこの1年ほど、長期的にカット打ちの強化に取り組んできたことを明かした。「加藤はこの1年くらいで飛躍的にカット打ちがうまくなりました。本人もカット打ちという課題を克服するために努力していましたし、NT合宿で馬場監督にアドバイスをもらったりして、非常にレベルが上がっている。金裕珍は去年伊藤(美誠)が負けている相手なので、油断はできなかったんですが、トップで良い流れを作ってくれました」(渡邊監督)。

ミドルを中心に、カット型の弱点を的確に突いていた加藤。スウェーデンオープンであのハン・イン(ドイツ)に勝つほどの実力は、やはりダテではなかった。明日の決勝も、闘志を前面に出して戦ってもらいたい。