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2017世界ジュニア選手権大会

昨日の男子団体準決勝、日本対韓国戦。ラスト田中が喫したエッジボールやネットインの数は尋常ではなかった。3ゲーム目の9−10でのエッジ、サイドの微妙な判定を始め、「ここで1本」という大事な場面で、不運な失点があった。

並の若手選手、特にヨーロッパの選手だったら、ラケットを台の上に放り出して、集中力を切らしていたかもしれない。しかし、田中は決してくさることはなく、冷静にプレー。ナーバスになったパク・ホギュンから逆転勝利を収めた。

試合後、ITTFのイアン・マーシャルさんは「とても立派な試合態度だった」と田中を賞賛。昨日、現地に到着したITTFの前原正浩副会長からも、「普通だったら、若手があんなに堂々とはプレーできないよ。大したものだと思う。審判員の人たちも、みんな田中の試合態度をほめていた」と聞いた。

このような国際大会で、技術力だけでなく試合での態度で日本選手が賞賛されるというのは、とても誇らしいこと。決勝の中国戦でも、日本の若武者たちには、フェアで集中力の高いプレーを見せてもらいたい。