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2017世界ジュニア選手権大会

●女子シングルス準々決勝
孫穎莎(中国) −7、7、6、9、5 長崎
銭天一(中国) 12、11、6、−11、−11、7 木村
加藤 7、16、7、−7、5 チャン・シュアン(スペイン)
王曼昱(中国) 2、4、8、5 周穎詩(香港)

加藤美優、スペインのチャン・シュアンを4−1で下し、2大会連続の準決勝進出!
メダルを確定させ、明日の大会最終日に勝ち残った!

左シェーク両面裏ソフトで、フリックから強力なフォアスマッシュを連発するスタイルのチャン。サウスポーで、打球点の早い連続バックハンドもコースが厳しかったが、加藤は高速スマッシュもバックブロックでしっかり受け止め、ブロックミスが出ても粘り強く守る。左腕のチャンのフォアサイドをうまく攻めながら、ドライブを前に落とす緩急をつけ、前回女王の石洵瑶をノックアウトしたチャンを攻略した。

長崎は孫穎莎に対し、出足でサービスエースを連発。コースの読みにくい両ハンドドライブでミスを誘い、幸先良く1ゲームを先取したが、上回転のラリーになった時の孫穎莎のカウンターは圧巻。次第に長崎のサービスにも慣れ、ここから4ゲームを連取された。しかし、長崎にとっては収穫も多い一戦だったはず。世界に通用する「ボールの質の高さ」を見せてくれた。

そして、惜しかったのは木村。バック表ソフトのブロックだけでなく、長身の銭天一と中陣でも打ち合う攻撃力を披露し、1ゲーム目に3回、2ゲーム目にも1回のゲームポイントを奪いながら押し切れず。ゲームカウント0−3から2ゲームを連取し、逆転のムードも漂わせただけに、出足の2ゲームのうち1ゲームでも取りたかった。しかし、初出場の世界ジュニアで、素晴らしい快進撃を見せてくれた。
  • 加藤、2大会連続のメダルだ!

  • チャンのスマッシュをしのぎきった一戦。戦い終えて安堵の笑顔

  • 木村、本当に惜しい試合内容だった

  • 長崎のパワーボールは、中国にも十分通用した。特にフォアストレートがいい

  • たたみかけるチャン・シュアンのスマッシュ

  • 木村に競り勝った銭天一。回転量の多い両ハンドドライブを放つ左腕