元気がなかった王楚欽。薛飛が4−0で完勝
●男子シングルス準決勝
薛飛(中国) 9、9、3、7 王楚欽(中国)
男子シングルス準決勝の第1試合、中国勢同士の対戦は、薛飛が4−0のストレートで勝利。15年フランス大会の準決勝と同じ顔合わせだったが、今回も薛飛が勝利を収め、決勝に進出した。
ゲームの出足から、王楚欽の強烈な変化サービスを苦にせず、ストップと裏面フリックで確実に処理する薛飛。1ゲーム目6−1でスタートダッシュをかけ、挽回されるも11−9で1ゲーム目を先取する。
2ゲーム目以降、ゲームを落としてベンチに戻ってきても考え込むそぶりもなく、すぐコートに戻っていく王楚欽。薛飛の裏面ドライブ、回り込んでのバッククロスのフォアドライブにフォアのカウンターのミスが続き、力なく敗れ去った。苦手意識もあるのかもしれないが、まだタイトルを獲得していない世界ジュニアで、勝利に懸ける執念が最後まで感じられなかった。