●ジュニア男子1回戦
藤原(関西高) -9、5、9、5 溜(卓桜会栃木卓球センター)
松野(れいめい高) 9、8、5 三木(岸田クラブ)
大会第1日目の終盤、ジュニア男子1回戦の残り試合も少なくなってきたフロアで、奮闘する小学生選手がいた。
上写真は、高校生を相手に1ゲーム目を奪い、大いに奮闘した溜大河。弊誌の最新号(3月号)「新・ゼロから始めて強くなる!」で特集する、卓桜会栃木卓球センターで腕を磨いてきた選手。対戦相手の緩急に苦しみながらも、正確なフットワーク、安定性の高いフォアドライブとバックハンドを武器に全力で戦い抜いた。その名のとおり、小さな川の流れを集める大河のように、着実に経験を積み、大きく成長してもらいたい。
「3ゲーム目にチャンスボールをミスしてしまって、それで流れが変わってしまった。あまり緊張はなくて、結構良いプレーができましたけど、最後は負けてしまった。
大会前はドライブのミスを減らす練習をやってきました。周りはみんな声を出していて、自分はまだあまり声が出ていなかったので、もっと元気よくやりたい。高校生のうちに全日本ジュニアで優勝できるように頑張りたい。好きな選手は水谷隼選手です」(溜)。
下写真は今大会の男子最年少プレーヤー、三木隼選手(岸田クラブ)。全日本バンビで3位に入り、早くから全国区で活躍してきたサウスポー。ストレートで敗れたものの、1・2ゲーム目は接戦。小学生とは思えない、完成度の高い両ハンドプレーを見せた。