速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成29年度全日本選手権速報

●ジュニア男子2回戦
坂田(敦賀高) 14、5、10 竹村(東山高)

ジュニア男子2回戦、福井・敦賀高校の坂田修選手がストレート勝ちを収め、3回戦に進出した。強烈なパワードライブはないが、巧みなバックのブロックでコースを突き、フォアハンドが強い竹村を封じた。「3ゲーム目は0−6までいって、逆に力が抜けたので追いつくことができたと思います。作戦としては、相手はフォアが得意な選手だったので、フォアを振らせないようにバックにボールを集めました。自分の技術の中で、一番自信があるのはブロック。バックもフォアも一発はないんですけど、ブロックが得意ですね」(坂田選手)

坂田選手のベンチに入ったのは、お父さんである耕さん。福井商業高から筑波大に進み、選手としても活躍した。息子さんの試合を振り返り、「1ゲーム目があれだけ競ったので、取れるかどうかが大きかったですね。その後は落ち着いて普段のプレーができていたと思います。小学生の頃から全国大会を経験させていただいて、ベンチにも入らせてもらってますけど、体も大きくなりましたし、技術的にも成長してきているので、本人にある程度任せて、ゲーム間はお互いの作戦を確認する感じですね」と語った。

地元の福井県敦賀市では、今年ふくい国体が開催。「少年男子の強化選手ということで6年前から強化が始まって、いろいろなところに行かせてもらっている。本番である今年、結果が出せればいいと思います。なかなか全国の舞台は厳しいもので、今回はふたつ勝ちましたけど、紙一重のところがある。こういう戦いを経験していけば、国体本番でも力が発揮できると思います」(耕さん)。
今大会の目標について、坂田選手は「ベスト8決定が張本くんなので、そこまで行きたい」とコメント。「攻めないと勝てないと思う。この大会をきっかけにして、自分が変われたらなと思います」と、最後は力強く語ってくれた。
  • 得意なブロックで2回戦突破

  • 試合後にはお父さんとガッチリ握手