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平成29年度全日本選手権速報

 兄弟、姉妹でダブルスに出場するペアもいる中、双子ペアでの出場を果たした向山佳那・佳歩姉妹。息の合ったプレーで高校生ペアを退け、見事2回戦突破を決めた。

 姉・佳那が右シェーク速攻型、妹の佳歩は左シェークドライブ型。現在は佳那が関西学院大、佳歩が日本大に通う大学4年生だが、滋賀県のJOY松下から、中学・高校はともに宮崎県の日南学園と、大学入学まではつねに一緒の道を歩んできた。大学は佳那が関西、佳歩は関東と分かれたが、同じ大会に出ることがあれば、お互いに応援し合う。姉妹の仲については「性格に関しては周りから見ると似てるらしいです。一緒にいた頃はよくケンカしてましたけど、今はそんなに(笑)。普段から、連絡はよくします」とのこと。

 姉妹ペアでの全日本は今回が2回目だが、春からは社会人となり、「全日本に出るのは今回が恐らく最後」と語る。お互いを「(妹・佳歩は)ワガママ(笑)」(佳那)、「普段は言わないけど、(姉・佳那のことを)本当はスゴいなって思ってます」(佳歩)と評する。2人で挑む最後の全日本での目標は「1つでも多く勝って、少しでも長く一緒にプレーすること」。
 姉妹で切磋琢磨し、励まし合って歩んできた卓球人生。その集大成となる全日本を心の底から楽しんでほしい。

●女子ダブルス2回戦
向山佳那/向山佳歩(関西学院大/日本大) 11、-10、4、8 大西瑚々那/大平透子(浜松修学舎高)
  • 左が妹の佳歩、右が姉・佳那