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平成29年度全日本選手権速報

●男子シングルス1回戦
定松裕成(鹿児島相互信用金庫) −9、6、7、−6、8 水谷綱紀(北海道アスティーダ)

男子シングルス1回戦、右ペンドライブ型の定松選手とゲームオールの激戦を展開していたのは、北海道アスティーダの水谷綱紀選手。北海道尚志学園高(現:北海道科学大高)から埼玉工業大に進み、現在は株式会社VICTAS(ヴィクタス)の札幌営業所に営業マンとして勤務。北海道アスティーダの一員として、全日本に出場した。

「北海道アスティーダは今のメンバーは6人。琉球アスティーダの立ち上げに関わったスポンサーの方が北海道にもいて、北海道にもクラブチームを作って北海道の卓球界を盛り上げていきたいということで、昨年4月に設立されました。

VICTASの札幌営業所は営業マンが3人しかいないので、車で往復5時間かけて日帰りだとか、道内のあちこちに仕事で行っています。同じ札幌営業所の荻原(典和/元JR北海道)さんも北海道アスティーダのメンバーで、荻原さんをはじめクラブの中で練習できる人と連絡を取り合いながら、区の体育館などで練習しています。北海道アスティーダに誘っていただいてありがたいですし、頑張らないとなと思います。
 
ぼくも埼玉工業大に入るまではずっと北海道でしたけど、遠征に行くにしても飛行機を使わないと難しいし、練習会なども少ない。環境としては不利な部分もある中で、少しでも北海道の卓球界をサポートしていきたいと思ってVICTASに入社したので、選手として、また選手のサポートや営業との両面で貢献できればと思います。将来的にクラブがTリーグに参戦していくかどうかはわからないですが、まずは北海道の卓球界を発展させていければと思います」(水谷選手)

営業マンをこなしながらの練習というのは、相当ハード。「練習量はどうしても減ってしまいますね」という水谷選手だが、郷里に懸ける思いは強い。色白のどさん子の、益々の活躍に期待したい。