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平成29年度全日本選手権速報

 男子シングルス2回戦、鶴岡東高2年・星翔太が、横山輝(原田鋼業)から金星をあげた。

 一般の部には初出場となる星。1回戦で高橋拓己(中央大)をフルゲームの末に下した勢いのまま、日本リーグ・原田鋼業チームを牽引する実力者である横山にも快勝した。

 「格が違う相手だけど、挑戦者の気持ちで臨めて思い切ってプレーできたのが良かった。最後まで諦めずにプレーできたのが勝因」と星。1ゲーム目は相手の出方を見て、横山のバックがやや詰まっていたことを見抜き、バックを突いて崩してからのフォア攻めを徹底。恵まれた体格から放つフォアドライブの威力が武器の星だが、クレバーな対左利きの戦術も光った。

 仙台出身の星は、5歳から卓球を始め、小学3年からは仙台ジュニアに所属。張本智和の両親から指導を受け、向洋中時代にはチームのエースとして全中でも活躍。山形県・鶴岡東高に進んでからは、バックハンドの技術も向上し、フォアのパワードライブにつなげるプレーが完成度を高めつつある。東北の星は、本日この後行われる3回戦で、鹿屋良平(リコー)に挑む。


●男子シングルス2回戦
星翔太(鶴岡東) 8,7,-9,9 横山輝(原田鋼業)