女子シングルス4回戦、左腕の秋山(愛み大瑞穂高)をストレートで下した伊藤美誠。「混合ダブルスで6試合やって、試合慣れすることができた。シングルスの1試合目はいつも自分のプレーができなかったけど、今日は1試合目から出せたので、すごくスッキリしています」と試合後にコメントした。
「1ゲーム目はサービスに苦しめられた。やりづらさがあったけど、自分のサービスでしっかり取ることを心がけて、2ゲーム目以降は自分の卓球を取り戻せた。前半で変化球が何球か効いていたので、後半は相手がやりにくいプレーを目指しました」(伊藤)。
4−2で勝利した早田は、「私は立場的には石川さん、伊藤さん、平野さんを追いかける立場。そういう全日本だと思っているので、チャレンジャーとして臨めるぶん、自分らしいプレーができるんじゃないかと思います」と毅然とコメントした。
ちなみに早田はミックスゾーンでペン記者の取材に答える前、「2分くらいでお願いします」とハッキリ言った。記者の取材は往々にして質問が多すぎ、長すぎることがあるが、彼女はその後のクールダウンや試合の進行状況によって、自分の希望をハッキリ伝える。これはアスリートとして、見ていて気持ちの良い態度だと思う。