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平成29年度全日本選手権速報

 リベンジを期す松澤に土俵際まで追い詰められながら、粘り腰で勝ちきった平野美宇。試合後、「昨日と同じ大接戦だったけど、勝てて良かったです。4年連続の対戦で、毎年競っているけど、最後は自分が勝っている。今回も勝とうという気持ちで頑張りました」と語った。

 「最初は全然ボールが入らなかったけど、2−3になってから気持ちが変わって入るようになった。ミスばかりで『入らないな』と思っていたのが、『勝つしかない』と吹っ切れた。もう白目を剥きながらやってましたね(笑)。観客の方にドン引きされるような表情をしていたと思います。
 今回は接戦が多いけど、それは調子の良し悪しより、相手のレベルアップと対策を立てられているから。それは当たり前のことだし、それでも勝てる対策を立ててきた。(6ゲーム目の10−4から10−9になった場面では)まず自分の卓球という意識で、ラリーがどんどん速くなってしまわないよう気をつけました。6ゲーム目からは絶対負けたくない、絶対1点もやらないという気持ちでした」(平野)

「今日の試合はこれで終わりなので、時間を有効に使って、明日朝の準決勝でまず勝てるように頑張りたい。決勝も勝って連覇したいです」と語る平野。明日の準決勝は左腕の永尾との対戦だ。