速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成29年度全日本選手権速報

●女子ダブルス決勝
早田ひな/伊藤美誠(日本生命/スターツSC) −5、7、9、5 梅村優香/塩見真希(四天王寺高)

女子ダブルス優勝は早田ひな/伊藤美誠!
伊藤はダブルス2種目優勝を達成!

早田、伊藤、塩見は高校2年生、梅村は高校3年生という「女子高生対決」となった女子ダブルス決勝。異質同士のペアで守備力が高い梅村/塩見の前に、1ゲーム目は連続攻撃のミスが目立ち、5−4のリードから7点連取を許して5−11で落とした早田/伊藤。しかし、2ゲーム目以降は強引な力攻めを避け、特にフォア粘着ラバーの早田のループドライブをうまく使って梅村/塩見のミスを誘った。3ゲーム目は10−5から10−9まで挽回されたが、ツッツキ対ツッツキのラリーから早田がブロックで得点。強打だけに頼らず、冷静にプレーした。

4ゲーム目は伊藤のフォアハンドが次々に決まって3−3から8−3、9−5と突き放し、10−5でチャンピオンシップポイント。最後は早田のチキータレシーブが決まり、一瞬間をおいて、早田と伊藤は笑顔で抱き合った。さすがの強さ、納得の戴冠だ。

★早田/伊藤ペアの優勝インタビュー

伊藤:早田選手と全日本に初めて出させてもらって、うれしいというよりホッとしたというのが一番です。1ゲーム目の最初はすごく良い状態で入ったんですけど、後半は相手が良いプレーを出してきて、自分たちがちょっと凡ミスが多くて落としてしまった。2ゲーム目からしっかり調整できたので良かったと思います。まずは自分たちが最後まで攻め切ることを第一に考えて、4ゲーム目は全部攻めていきました。

早田:決勝でこの舞台に立つことができて、美誠と組んで優勝できたので本当にうれしいです。最初のほうはちょっとフォアでいきすぎて、無理して打ってしまうボールがあったんですけど、後半はしっかり両ハンドを振っていけば自分のボールは通用すると確信してプレーできたので、それが良かったと思います。

伊藤:自分たちから挑戦者のつもりでプレーすると、全日本が始まる前から決めていたので、向かっていけたと思います。

早田:今日も「みまパンチ」が決まったり、自分のドライブがしっかり決まったりしていた。自分たちらしいプレーが決勝でできるのは自分たちの強み。また組ませてもらえる機会があったら、そういうところを伸ばしていきたい。
  • 梅村/塩見をくだし優勝を決めた早田/伊藤

  • 梅村/塩見は敗れるも準優勝

  • 優勝を決め抱き合う早田/伊藤