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平成29年度全日本選手権速報

★大会最終日・1月21日のタイムテーブル

10:00〜
●女子シングルス準決勝 伊藤美誠(スターツSC) vs. 石川佳純(全農)
11:00〜
●女子シングルス準決勝 平野美宇(JOCエリートアカデミー) vs. 永尾尭子(アスモ)

12:00〜
●男子シングルス準決勝 水谷隼(木下グループ) vs. 松平健太(木下グループ)
13:00〜
●男子シングルス準決勝 森薗政崇(明治大) vs. 張本智和(JOCエリートアカデミー)

15:00〜 ●女子シングルス決勝
16:00〜 ●男子シングルス決勝

7日間に及んだ全日本選手権も、今日が最終日。男女シングルスの準決勝・決勝の6試合が、1台のみのセンターコートで行われる。

女子シングルス準決勝のひと試合目、伊藤対石川は大一番。すでに混合ダブルスと女子ダブルスを制した伊藤は、昨年までと比べると集中力の波が小さくなり、安定した強さを発揮している。ふたりは昨年8月のブルガリアオープンとチェコオープンの決勝で相次いで対戦。ブルガリアオープンでは石川に完敗した伊藤が、チェコオープンではフォア前へのサービスをバック面の表ソフトでレシーブしてうまくペースをつかみ、石川から初勝利を挙げた。互いに神経をすり減らす心理戦になりそうだ。

もうひと試合の平野対永尾は公式戦では初対戦。粘着性ラバーから強烈なパワードライブを放つ永尾だが、中国選手との対戦経験が豊富な平野には、簡単には通用しないだろう。平野のピッチの早さに、永尾がどこまで対応できるか。

男子シングルスの準決勝は水谷対松平健、森薗対張本。水谷対松平健は、5年ぶりに準決勝に進出した松平が、王者・水谷に対してどのようなプレーを見せるか。今大会の松平はラリー戦でも勝負が早く、リスキーなコースにも思い切って打ち込んでいる。ボールへの不安を一掃する活躍を見せている水谷を崩すのは容易ではないが、初の栄冠をつかむには避けては通れない相手だ。

史上最年少でベスト4入りした張本は、森薗と対戦。張本の打球点が早く、サイドを切るバックハンドをフォアサイドに打たれ、台から下げられると左腕の森薗は苦しい。ラリー戦になれば森薗のカウンターと、意外性あるコース取りが生きてくるが、そこまで持ち込めるかどうかがだ。マスコミの報道は水谷対張本の決勝をあおるが、それが森薗の闘志に火をつけるのか。

さあ、役者は揃った!
今年の全日本劇場も、いよいよフィナーレを迎えようとしている。
  • 会場の裏まで続く、開場を待つ観客の長い列