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用具のこだわり by ゆう

夏のインターハイとは別人だ。
前陣のラリー安定タイプだった進徳女子の枝廣が、半年でサービス・3球目タイプに変わった。
真上に投げ上げて、しゃがみ込む王子サービスを習得し、回転半径の大きい両ハンドで決めに行く。
ベンチに入っているのはもちろん作馬六郎氏。昨年4月から日本各地を周り、広島の進徳女子には月に3日ほど指導をしているという。

「言うことを聞いてくれる子じゃないとあかん。ラケットを渡して、『重くて使えません』と言う子には、じゃあ好きなようにやれと言いますよ。この子(枝廣)は、文句も言わずに変えた。全日本の3日前にフォアラバーも変えさせたけど、何も文句も言わない」(作馬)

枝廣の用具は
剛力男子(FL)
両面キョウヒョウネオ3(特厚)だ。

総重量は215gと超重量級

「自分はちょっと重く感じていたけど、少し使ったら重いラケットのほうが良いと感じました。
ラケットが重いほうが回転もかかるし、威力も出ます。逆に今は軽いラケットが使えません。

作馬さんに習う前はクリッパーCCで、作馬さんに剛力を渡されて使いました。振れてきたら今度は剛力男子を使うように言われて変えました。
この作馬さんの強引さが私は結構好きですね。フォアも3日前までファスタークG−1でしたが、ドライブでいくならフォアもキョウヒョウにしろと言われました。私は特徴がない選手だったので、自分を変えられてうれしかったです」(枝廣)

王子サービスは国体くらいから使い始めたという。まだコースの精度は低いが、回転量は抜群でサービスエースを次々に獲っていた。
作馬氏の卓球熱はまだまだ衰えていない。
  • 切れ味鋭い王子サービス

  • 作馬氏はまだまだコートで活躍する