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用具のこだわり by ゆう

ふわっとした誘い球で相手に打たせ、自分のフィールドに引きずり込む。
池上晴美(関西学院大)は珍しい左利きのカットマンだ。
スローカットの中にたまにややスピードがあるボールも飛んでくるため、相手はタイミングを合わせづらい。
また、左利きの独特な軌道も魅力。バックカットは相手のフォアへ逃げていき、フォアのカーブロングは相手のバック側へ高く跳ねる。背の低い選手にとって非常に打ちづらい弾道だ。

用具は
高島H3(ST)
フォア:ファスタークC-1(特厚)
バック:カールP−4(特薄)

「ラケットは10月から変えました。高島さんが薦めてくれて、前のDFカットから変更しました。
最初は弾みすぎて難しかったんですね。振り切らないと入らない。中途半端に当てると弾いてしまうので、振り切って回転をかけて飛距離を抑えます。その代わり打つ時は反発を活かします。だいぶ慣れてきました。

 フォアはヴェガヨーロッパを使っていたけど、もう少し回転が欲しいので、ファスタークG-1に変更。でも硬かったからC-1にしました。カットもドライブもミート打ちもできるラバーです。

 バックのラバーは高校の時から使っています。一番変化がついて、ツッツキも切ったりできます。スポンジが柔らかいので相手の打球を吸収しやすいですね。
 左カットはあまりいないので、相手が『うわ、左カット!?』と思ってくれるだけで有利かな」(池上)