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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

 卓球台が小さく見える「長身対決」だった。女子チャンピオンシップディビジョンの中国対インド戦は、中国が3−0で勝利したが、注目の対戦は2番。中国女子は世界戦デビューとなる王曼昱(上写真左)、一方のインドは今月行われたコモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)で、シンガポール勢を抑えて優勝を飾ったバトラ(上写真右)だ。

 バトラは右シェーク・バック粒高の攻守型で、変化の激しい粒高ショートを相手が打ちあぐむと、長身から横殴りのフォアスマッシュを打ち込んでくる。王曼昱は1ゲーム目に4−8でリードを許すなど、このクセ球に相当苦労していたが、長身を低く沈めて粘り強く両ハンドドライブを打ち続け、粘り抜いた。2020年東京五輪出場を目指す彼女にとって、まずは「第一試験」にパスした形だが、まだ動きは硬い。プレーの出来としては50%といったところだろう。

 下写真は、カット打ちにやや難のある馮天薇(シンガポール)から1ゲームを奪ったスウェーデンのベルクストレム。良く切れたバックカットからの果敢なフォアの反撃で、対カットにやや難のある馮天薇から1ゲームを先取し、大いに苦しめたが、最後は力の抜けてきた馮天薇に攻撃をシャットアウトされ、打ち切られた。
  • 王曼昱、まずは首脳陣の期待に応えた

  • バトラ、善戦するも1ゲームを奪うことはできず

  • バックカットをズバリと切る!ベルクストレム