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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

 苦しい苦しい一戦となったベラルーシ戦を乗り切った日本。それでもストレートで勝ち切ることができたのは大きい。トップで殊勲の勝利を収めた張本は、「今日は相手(サムソノフ)のバックが上だった」と認めた。

 「厳しい戦いになると思っていたけど、まさか0-2になるとは思わなかった。悪くても1-1からかなと思っていた。相手のバックが速かった。途中から無理して行きすぎずに、チキータから攻めたりしようと。それにバックにボールが集めすぎていたので、フォアへ散らしたり、揺さぶった。最終ゲームの3-8の時には負けたなと思ったけど、丹羽さんも水谷さんも控えているので、まずは1本ずつ詰めていこうと。6-8くらいのときからあと2点だと思った。その辺で相手が台から下がり始めた。
 一番逆転しにくい相手に逆転できたのは自信になりました。タイペイとイングランドは重要な相手。イングランドにはワールドチームカップで(ピチフォードに)負けているので、今回リベンジできるように頑張ります」(張本)。

 3番で勝利した水谷は、「完治はしていない。プレー中に傷めたら次は戻って来れないと思うので不安はあった」とコメント。「今日の試合を見てわかるように、若手二人はまだまだ不安定な面もあるので、ぼくが1点でも出る意味はある。5日前の練習中に右腰を痛めました。傷めてからは練習はまともにやっていない。まだかばってしまう部分もあるし、今日のプレーだと正直イングランドやタイペイに勝てない」(水谷)。イングランド戦では、イングランドに相性の良い丹羽を2点で使うか、3番には誰を置くのか。「水谷、丹羽、張本がそろうと強い日本だなと思う。イングランド戦はオーダーはいろいろ考えて臨みたい」という倉嶋監督のオーダーが、勝負のカギを握る。

 最後に、試合で初めてお披露目したメガネについて質問された水谷。「メガネはこっちに来てから掛けてます。(視力の問題?)イメチェンです(笑)。プレーしてても快調です。2種類あるので、ひもも2種類。お洒落です(笑)」(水谷)。眼鏡メーカーから、CMが来るかな?
  • 張本の勝利の瞬間。恐るべき集中力で勝利をたぐり寄せた

  • イングランド戦では、もう1種類のメガネもお披露目?