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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

●男子団体予選グループ
〈スウェーデン 3−2 香港〉
 Jon.パーソン −9、−10、9、−5 黄鎮廷○
○K.カールソン 4、−5、4、−9、7 何鈞傑
○M.カールソン 4、−7、8、8 林兆恒
 K.カールソン −7、5、−5、−7 黄鎮廷○
○Jon.パーソン 5、6、7 何鈞傑

今日午前10時から行われた男子の試合で、会場を沸騰させた一戦があった。地元スウェーデンが香港を撃破したのだ。
スウェーデンは2番手の右シェークフォア表、M.カールソンを3番に置き、M.カールソンが期待に応えて3−1で勝利。2−1とリードを奪って4番のエース、K.カールソンに運命を託したが、黄鎮廷の巧みな台上プレーに主導権が奪えず、黄鎮廷が3−1で勝利。試合はラストへともつれる。

スウェーデンのラストはヨン・パーソン。分厚いヒゲをたくわえたバイキング顔とは裏腹に、堅いバックブロックからフォアでの強打を狙うプレーはどこか日本人的。素晴らしいファイターだが、出足は目の覚めるようなプレーを見せる一方、接戦になるとプレッシャーからレシーブを「置き」にいって痛打される場面が多かった。

しかし、この試合では、対戦相手の何鈞傑が、Jon.パーソン以上にビビっていた。左腕から回転量の多い両ハンドドライブを放つ何鈞傑だが、ラリーで足が止まり、攻撃の手数が少なかった。最後は少し硬くなったものの、最後までプレーが崩れなかったJon.パーソン。ストレートで勝利を収め、何度も観客席へ拳を振り上げた。今大会の顔といえば地元出身の英雄、ヨルゲン・パーソンだが、「もうひとりのパーソン」が輝きを放った試合だった。
  • Jon.パーソン、ラストを締める!

  • 歓喜のスウェーデンベンチ

  • 観客席も大いに盛り上がった。会場の雰囲気は素晴らしかった