●女子団体準々決勝
〈中国 3−0 オーストリア〉
○劉詩ウェン 1、3、4 ポルカノバ
○陳夢 8、8、6 A.ゾルヤ
○王曼昱 1、9、5 ミスチェク
統一コリア結成で大混乱するミックスゾーン。その頃、メインアリーナのフロアでは女子団体準々決勝のもうひと試合、中国対オーストリアが行われていた。
しかし、こちらの試合進行はミックスゾーンとは裏腹に、あまりに静かなものだった。
エース格のリュウ・ジャを下げたオーストリア。2番のA.ゾルヤは懸命にバックアンチのショートで陳夢のドライブを受け止め、好ゲームを展開したが、トップのポルカノバは見るからに戦意喪失。試合中のベンチでも笑顔がのぞいていた。王曼昱のパワードライブを浴び続けた3番の左腕ミスチェクは、あまりにも技術のレベルが違いすぎた。試合後、韓国と北朝鮮の統一チームよろしく、両チームの選手が仲良く記念撮影。中国は労せずして準決勝へ勝ち進んだ。