●男子決勝トーナメント1回戦
〈スウェーデン 3−2 チャイニーズタイペイ〉
○M.カールソン 13、7、9 荘智淵
○K.カールソン 8、12、9 陳建安
Jon.パーソン 6、−9、9、−8、−4 林昀儒○
K.カールソン 7、−10、−5、−11 荘智淵○
○M.カールソン 8、11、−10、8 陳建安
地元スウェーデン、チャイニーズタイペイとの熱戦を制して、歓喜の8強入り!
1・2番でチャイニーズタイペイを2−0とリードし、3番のJon.パーソンも林昀儒をゲームカウント2−1とリード。このまま一気に押し切るかと思われたが、落とし穴があった。Jon.パーソンはここから勝利を意識したのか、フォアハンドで狙っていく足が止まってしまい、最終ゲームはサービスミスを連発して自滅。4番のK.カールソンも、荘智淵から1ゲームを先取しながら逆転負けを喫した。
ラストは長身の右シェーク・フォア表のM.カールソンと陳建安。競り合いながらも2ゲームを先取したM.カールソン、3ゲーム目も9−5とリードし、場内のムードは最高潮。「ここで決めてくれる!」という期待感の中で、M.カールソンのフォアスマッシュ、フォアブロックが連続でミス。これが表ソフトの宿命なのか。なんと7点連取を喫して逆転される。
4ゲーム目もM.カールソンは6−1のリードから6−6に追いつかれ、気が気ではないスウェーデンベンチ、そして場内の応援団。M.カールソンは7−8から3点連取で10−8としてマッチポイントを握るが、ここでレシーブが台上に浮く。陳建安の3球目パワードライブを、やっとのことでバックブロックでしのいだM.カールソン。必死でねじこんだこの1球に、陳建安の5球目パワードライブがオーバーミス。ついにスウェーデンが勝利を決め、ベンチからチームメイトたちが殺到した!
スウェーデンは明日、イングランドとメダルを懸けた一戦に臨む。地元大会でメダル獲得ということになれば、場内の盛り上がりは相当なものになるだろう。好ゲームを期待したい。