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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

●男子団体準決勝
〈中国 3ー0 スウェーデン〉
○馬龍 6、5、11 M.カールソン
○樊振東 11、ー8、3、2 K.カールソン
○許シン 6、11、5 Jon.パーソン

女子団体決勝に先立って行われた男子団体準決勝、中国対スウェーデン戦は中国が3ー0で勝利。

中国はトップ馬龍が先制点。一撃必殺の回り込みドライブはほとんど見せることなく、バック対バックの展開でバックハンドの鉄壁の攻守を見せ、確実に勝てるローリスクなプレーに徹した。
スウェーデンの2番K.カールソンは樊振東の両ハンド強打によく反応し、威力あるフォアドライブや、前に小さく落とすバックドライブでミスを誘うなど、樊振東から1ゲームを奪って会場を沸かせた。しかし、3ゲーム目以降は樊振東の強烈なフォアドライブに吹き飛ばされた。

3番の許シン対Jon.パーソンは3ゲーム目はジュースまでもつれたが、フォア前のレシーブを苦手としていて、ラリー戦でのバックハンドが守備一辺倒のJon.パーソンは、許シンにとって最もやりやすいタイプの選手。Jon.パーソンも2ゲーム目は台上からバックドライブで攻めて勝負を賭けたが、試合を通じて許シンはフォア前へのサービスと、回り込んでバックサイドへのドライブからの連打。このパターンを繰り返していれば良かった。

中国はこれで9連覇にあとひとつと迫った。決勝でも馬龍・許シン・樊振東の強力トリオで、準決勝のもうひと試合、韓国対ドイツの勝者を待ち受ける。
  • 馬龍のバックサイドはまさに鉄壁。参りました

  • トップで敗れたM.カールソン

  • 樊振東から1ゲームを奪ったK.カールソン。強打によく反応した

  • 許シンは強烈なループドライブと恐るべきカウンターを見せた

  • スウェーデン応援団、劣勢にどこか寂しげ…