★2018年世界ジュニア選手権・男子代表メンバー
■田㔟邦史監督
戸上隼輔 とがみ・しゅんすけ 野田学園高2年
右シェーク両面裏ソフトドライブ型 U-18WR405位
・17年度全日本ジュニア3位
・18年インターハイ男子シングルス優勝
・18年ITTFチャレンジ・ベラルーシオープン準優勝
宇田幸矢 うだ・ゆきや JOCエリートアカデミー/大原学園高2年
左シェーク両面裏ソフトドライブ型 U-18WR79位
・16年ITTFジュニアサーキット・ポルトガル大会優勝
・17年世界ジュニア団体2位・ダブルス3位
・17年度全日本選手権ジュニア準優勝
田中佑汰 たなか・ゆうた 愛工大名電高3年
右シェーク両面裏ソフトドライブ型 U-18WR59位
・17年世界ジュニア団体2位・ダブルス3位
・18年インターハイ団体・ダブルス優勝/シングルス準優勝
・18年ITTFチャレンジ・ベラルーシオープン ダブルス優勝
曽根翔 そね・かける 愛工大名電高1年
右シェーク両面裏ソフトドライブ型 U-18WR37位
・17年全国中学校大会準優勝
・18年ITTFジュニアサーキット・中国大会優勝
・18年ITTFチャレンジ・ベラルーシオープン ダブルス優勝
12月2~9日、オーストラリア・ベンディゴで行われる世界ジュニア選手権。03年の初開催から今回で16回目を迎え、現在世界のトップで活躍する選手のほとんどが、この世界ジュニアの舞台に立ってきた。日本男子チームの代表メンバーは上記の4名。宇田と田中は前回に続いて2回目の出場、戸上と曽根は初出場となる。
圧倒的なスイングスピードの両ハンドドライブで、夏のインターハイを制した戸上は、満を持しての世界ジュニアデビュー。11月中旬のベラルーシオープンではコウ・レイ(ウクライナ)を下して準優勝し、実力の片鱗(へんりん)を見せた。国際大会への出場が少なく、世界ランキングこそ低いが、早く中国選手との試合が見てみたい。
宇田は前回大会ではシングルス2回戦で敗れ、思うような成績を残せなかっただけに、今大会に懸ける思いは強いはずだ。アジアジュニア選手権では、準々決勝で今大会の中国代表でもある徐英彬にゲームオールジュースで惜敗したが、調子の波に乗ればシングルスで表彰台に立つだけの爆発力はある。
田中は前回大会の団体準々決勝のフランス戦、準決勝の韓国戦とラストで連勝し、団体戦のヒーローになった。苦しい場面でも我慢できるメンタルの強さで、団体戦では精神的支柱となるだろう。シングルスでも上位進出に期待したい。
そして高校1年の曽根は、チーム最年少ながら堂々たる体躯から放つ両ハンドドライブが武器。7月のジュニアサーキット中国大会で、中国選手を三連破して優勝しているのは頼もしい。10月の福井国体では戸上をゲームオールで破るなど、実力はすでにジュニアのトップクラス。今大会で一気にブレイクしてもらいたい。