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速報・現地リポート

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2018世界ジュニア選手権大会

☆2018年世界ジュニア選手権・女子代表メンバー

■渡邊隆司監督

大藤沙月 おおどう・さつき
 ミキハウスJSC/中学2年
右シェーク両面裏ソフトドライブ型 U-18WR-
・17年ITTFジュニアサーキット・ポーランド大会カデット優勝
・18年全国中学校大会団体・シングルス優勝
・18年ITTFチャレンジ・ベラルーシオープン ダブルス優勝

長崎美柚 ながさき・みゆう JOCエリートアカデミー/大原学園高1年
左シェーク両面裏ソフトドライブ型  U-18WR41位
・16年全国中学校大会優勝
・17年世界ジュニア団体準優勝・シングルスベスト8
・17年度全日本ジュニア優勝

木原美悠 きはら・みゆう JOCエリートアカデミー/中学2年
右シェークフォア裏ソフト・バック表ソフト攻撃型 U-18WR51位
・17年全国中学校大会優勝
・17年世界ジュニア団体準優勝/ダブルス3位
・18年アジアジュニア選手権3位

相馬夢乃 そうま・ゆめの 遊学館高1年
右シェークフォア表ソフト・バック裏ソフトカット型 U-18WR156位
・17年アジアジュニア選手権カデット優勝
・18年ITTFジュニアサーキット・スウェーデン大会優勝
・18年インターハイ団体準優勝/シングルス3位

 世界ジュニアの女子代表メンバーは上記のとおり。右シェークドライブの大藤、左シェークドライブの長崎、右シェーク異質の木原、右シェークカットの相馬という戦型のバラエティに富んだ陣容となった。

 団体戦の主軸になるのは、前回大会の団体決勝・中国戦3番で石洵瑶(16年世界ジュニア優勝)を破った長崎。U-18の世界ランキングは41位だが、一般の世界ランキングでは37位で、今大会の出場選手では男女を通じて唯一トップ50に入っている。左腕から放つフォアドライブは伸びがあり、コースも自由自在。チキータをはじめとするバック系の技術も進化している。

 こちらも2大会連続出場の木原は、8月のアジアジュニアでジュニア3位入賞。韓国の天才少女と言われる申裕斌に準々決勝で競り勝った。恵まれた体格で、多彩なサービスから放つ両ハンド強打が武器。

 中学2年にして世界ジュニア予選会の代表決定戦で長崎を破り、堂々の代表デビューを果たすのは大藤。8月の全中では小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)の低く切れたカットをフォアの連続ドライブで打ち抜き、技術レベルの高さを見せた。

 そして日本女子の「秘密兵器」になりそうなのがカットの相馬だ。フォアに粒高に近い変化系表ソフトを貼り、カットに変化をつけながらチャンスボールは前に出てスマッシュ。バック面に表ソフトや粒高を貼るカット型が多い中で、相馬と初めて対戦する選手は対応に苦労するはず。団体戦の切り札として活躍に期待したい。
  • 左腕の長崎、チームのエースとしての活躍に期待

  • 2大会連続出場の木原。1年間の成長を証明したい

  • 大藤のフォアドライブの威力には目を見張る

  • フォア面表ソフト、異端の異質チョッパーである相馬