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速報・現地リポート

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2018世界ジュニア選手権大会

 男女団体ともに優勝を飾った中国チーム。試合中に印象的だったのは、試合を終えてベンチに戻ってきた選手に対する態度だ。

 女子チームを率いる閻森監督(00年シドニー五輪男子複優勝)、男子チームを率いる陳振江監督、ともに試合中は「一球一球しっかり待って打て」「相手のボールを利用しろ」などのアドバイスの合間に、「気にするな!」「ナイスプレー!」とポジティブな言葉を挟んでいくが、試合を終えた選手に対する態度は完全に「お説教」。祝福の言葉より先に、試合での課題について、身振り手振りを交えながらの熱弁が何分も続く。

 こうしたコーチたちの態度は、今までの世界ジュニアでも何度も見てきた。「ジュニアはあくまでも通過点」というのが彼らの明確な姿勢だ。だから少しでも修正点があれば、試合の後でも口を酸っぱくして繰り返す。そのしつこさたるや、他の国の追随を許さないものだ。
  • アクションが豊かな陳振江監督

  • 高校の体育教師のような雰囲気の閻森監督