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速報・現地リポート

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2018世界ジュニア選手権大会

 昨日は表彰式後、バスでホテルに戻った時には22時半を過ぎていた日本男子チーム。男子シングルスの予選グループが進行する大会第5日目は、予選グループに出場する曽根以外の選手は午後に会場に入り、練習で汗を流した。

 田㔟邦史監督は昨日の男子団体を振り返り、「昨日の試合が終わって3人に話しましたが、3人とも、もしくは日本の卓球が、チキータに少し頼りすぎているところがあると思います」と語った。

 「今はみんなチキータ処理がうまくなってきているので、あまりチキータにこだわらなくていいと思います。昨日はチキータをさせられて、台から距離を取られてという展開が多く見受けられました。そこでストップが選択肢のひとつになりますが、そのストップがうまくいかない。みんなチキータをしようとしてバックハンドの構えで入るので、バックでのストップはできますが、フォアでのストップができないというのも課題だと感じました。

 たとえば、昨日の田中がそうですが、フォア前にショートサービス、バック深くにロングサービスを出されたときに、やはりフォア前はフォアで処理しなくてはいけないし、宇田もその2点にサービスを出されたときにはフォアでのレシーブ技術を覚えなくてはならない。戸上も含めて、フォアでのレシーブ技術が少し足りなかったと思います。

 試合がゲームオール、3−3の9−9になったら、レシーブがチキータだけだと絶対に迷うんですよ。でもフォアのストップもあれば選択肢が増えて、余裕が出てくる。張継科が2014年のワールドカップ決勝で馬龍を破って優勝した時、フォア前はひたすらストップでレシーブしていた。それで最後の最後で、馬龍のサービスをフォア前に誘い込んで、チキータで得点していた。そういう最後の最後を読む駆け引きをしてもらいたいですね」(田㔟監督)
  • 日本選手のプレーがチキータに頼りすぎていると指摘した田㔟監督

  • フォア前をストップでレシーブする徐英彬。派手さはないが、技術の幅があった