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速報・現地リポート

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2018世界ジュニア選手権大会

 男女シングルスの予選グループが続く会場。その中から注目選手をピックアップしてみました。
 
 まず1番目は、ドイツのムン・ファンボー。ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のフルダ・マーバーツェルのコーチであるムン・チンユの息子さん。190cmに迫る堂々たる体格だが、ミスをするたびにベンチのプラオゼコーチを振り返り、少々心細げ。しかし、左腕から放つ一発のフォアドライブはとにかく速い。

 2番目に登場するのは、こちらも2世選手。ドイツ・ブンデスリーガ女子のラングバイトなどで活躍したユンリ・シュライナーの娘さんであるフランチスカ・シュライナー。叔母さんは元中国代表の喬雲萍ですね。両ハンドのドライブはパワーがあり、安定性もなかなか。

 3番目は男女を通じて今大会最年少の13歳、地元オーストラリアのニコラス・ラム。プレースタイルは極めてオーソドックスで、フォアの連続ドライブも正確なサウスポー。今大会、オーストラリア勢の充実が目立っている。

 4番目はこちらもサウスポー、フランスのプリティカ・パヴァデ。南インドのフランス領・ポンディシェリーにルーツを持つ。来日して3週間ほど練習したこともあるそうで、威力あるフォアドライブは体幹の強さを感じさせる。ボディワークを駆使して放つシュートドライブは、ちょっとガシアンっぽい。

 5番目は前回大会でも活躍したアメリカのシャロン・アリゲッティ。コースと弧線を巧みに操る頭脳派卓球。個人的に好きな選手です。台上の厳しさとパワーがついてくれば楽しみ。

 最後はブラジルのエドゥアルド・トモイケ。去年よりずっと強くなりました。片面の日本式ペン、ショートとプッシュだけでこれだけやれるのはすごい。イランの左腕アミリをストレートで下し、予選グループ最終戦でうれしい1勝をゲットです。
  • 堂々たる体格を誇るムン・ファンボー

  • 卓球一家の育ちであるシュライナー

  • 最年少のニコラス・ラムは驚くほど正統派のプレー

  • パヴァデは回り込みドライブがカッコいい

  • アリゲッティは弧線のコントロールが実にうまい

  • 常に真っ向勝負、日ペンのトモイケ