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平成30年度全日本選手権速報

 2年連続で表彰台の一番上に立った後、会見室で優勝会見に臨んだ早田/伊藤ペア。以下はふたりのコメント。

 「素直にうれしいというひと言が一番合うかなと思うんですけど、本当に去年の優勝からたくさんのワールドツアーに出させてもらって、たくさんの経験をして、レベルアップした自分たちを見てもらえたかなと思います。全日本という大舞台で優勝できてとても自信になりました。自分たちの持ち味はサービス・レシーブや台上プレー。そこでいつも勝っていますし、そこを上げていくことが大事。全日本前の練習は2日でしたが、去年たくさん試合に出させてもらったので、経験も自信もついて試合に臨めた大会。安定した状態、安定した気持ちで初戦から戦えました。
 (強さの理由について)たくさんダブルスを組んでいるというのが一番ですが、あとは個々の強さ、実力が上がったこと。だからまだまだ強くなるチャンスはあるし、レベルアップできるし、今後がすごく楽しみです。今のダブルスでの大舞台は世界選手権。組ませてもらえたら世界選手権で優勝したい。2年前は銅メダルを獲ったので、次はさらに上を目指したい。もっともっと上の目標を立てて、ひとつずつクリアしていきたい」(伊藤)

 「昨年優勝して、二連覇のプレッシャーの中で、その緊張に負けないくらいお互いに明るく、良いところを出して試合を進めることができたのが一番良かったかなと思います。今年は美誠の混合ダブルスの影響で、女子ダブルスは練習なしで初戦に入って、自分も全日本の初戦で結構緊張があったんですけど、美誠に台の弾みなどをしっかり聞いて、1回戦から思い切ってプレーできたのが良かった。追われている立場でもチャレンジャーの気持ちを忘れなかったのが良かったと思います。
 いつもはワールドツアーで外国選手のペアや中国選手ペアと対戦していて、日本選手のペアと対戦する機会は少ないけど、日本選手ペアにもしっかり勝てるところを見せられた。外国選手ペアと日本選手ペアのプレーは全然違うので、対応力が上がったと思います」(早田)

 明日の準決勝で対戦する伊藤と早田。今日のパートナーは明日のライバル。コメントを求められ、「全日本という大舞台で戦えるのはすごくうれしいことでもあります。最終日なので、盛り上がる試合ができたらいいと思いますし、お互いの良さ、実力をとことん出して、良い試合ができるようにしたい」と伊藤は語った。

 一方、早田は「初めての1コートだけでの試合。今日以上にお客さんも見に来ると思うし、その中でお客さんが『伊藤選手と早田選手の試合は本当に楽しかった』と言ってもらえるような試合がしたいと思います」とコメント。勝っても負けても、恨みっこなしの一本勝負。この試合、盛り上がること間違いなしだ。
  • 優勝会見に臨んだ早田(右)/伊藤

  • 明日はライバルだが、素晴らしいゲームを見せてくれることだろう