大会2日目を迎えた全日本選手権。会場ではジュニア男子の2回戦が進行中。
一人目は地元・大阪代表で全日本初出場の中学3年生・川村康人(コンパスクラブ)。昨夏の全中では初出場でベスト8と大活躍を見せた川村。「緊張した」と振り返った初戦の2回戦は、高校生相手にいきなり2ゲームを先攻される苦しい展開。それでも回転量のあるループドライブからの両ハンドのミート打ちが当たり出し、見事0-2から逆転勝利。ミックスゾーンでは「いや、ほんまに何もないです(笑)」とシャイな反応を見せていたが、大胆かつ思い切りの良いプレーで3回戦にコマを進めた。
そしてもう一人は明徳義塾中の梅村友樹。梅村の父・正樹さんは元デフリンピック金メダリスト。さらに正樹さんの妹は平成13、14年度全日本女子シングルス優勝の礼さんという「チャンピオン」の血が流れる家系。明徳義塾中・高の選手による厳しい同士打ちが展開される高知県予選を中学2年で突破しての全日本出場となった。試合はひとつ年上の田原(明豊中)から1ゲームを奪うにとどまったが、足を使ってフォアドライブで攻め込む、ガッツあふれるプレーを見せた。正樹さん、礼さんに負けじと、さらなる成長に期待したい。
●ジュニア男子2回戦
川村康人(コンパスクラブ) -10、-8、14、7、9 小林泰輝(沼田高)
田原翔太(明豊中) 3、7、-5、7 梅村友樹(明徳義塾中)