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平成30年度全日本選手権速報

●女子ダブルス1回戦
狩俣道乃/狩俣道世(エレドック沖縄/TIMELESS CHOCOLATE)  11、−7、−10、9、9 和仁/立川(専修大/新発田ジュニア)

午前中に行われた女子ダブルス1回戦で、沖縄から出場した姉妹ペア、狩俣道乃/狩俣道世。1−2とゲームをリードされる苦しい試合展開をよく我慢して、最終ゲーム10−6でマッチポイント。ここからあと1点が遠く、10−9まで挽回されたが、最後は相手のサービスミスで終戦。安堵の笑顔を見せた。

 「最後は悪い流れだったので、サービスミスで終えられたのはラッキーでしたけど、迷う部分も多くてミスにつながってしまった。内容が悪かったです」。お姉さんの道乃さんは、勝利しながらも厳しいコメント。普段は沖縄国際大の卓球場で、卓球部の練習後に場所を借りて練習しているという。妹の道世さんは「5ゲームの中で崩れかけた時が何度もあったんですけど、その中で最終ゲームまで持ち込むことができたのは、精神的な部分では良かったと思います。今までは崩れたら崩れっぱなしになってしまうことが多かったので」と語った。

 ちなみに道世さんのお仕事は、所属先を見ればわかるとおり、チョコレート屋さん。看板娘として店頭にも立っているという。「沖縄の卓球は琉球アスティーダをはじめ、男子は盛り上がっているけど、女子はなかなか……。頑張らないといけないと思います」という道世さん。男子の活躍を追い風に、女子プレーヤーにもぜひ頑張ってもらいたい。
  • 左が姉・道乃さん、右が妹の道世さん