●男子シングルス5回戦
張本智和(JOCエリートアカデミー) 2、ー11、ー11、1、ー8、4、7 緒方遼太郎(早稲田大)
張本智和、最終ゲーム1ー6から起死回生の逆転劇で、JOCエリートアカデミーの先輩・緒方に勝利!
「どんなサービスを出してもチキータはされる、特にチキータを封じることは考えなかった」と試合後に語った緒方だが、フォア前に出して張本のフォアに逃げていくYGサービスは、チキータ封じにはやはり効果的だった。張本はツッツキでのレシーブが主体になり、逆に緒方から威力あるチキータで攻められ、バック対バックでも互角の展開。緒方のしのぎに対しても打ちミスが出た。
もつれ込んだ最終ゲーム、0ー3で張本がタイムアウトを取るが、緒方の強烈なフォアストレートのカウンターが決まるなど、1ー6と大きくリードを許す。チャンピオン、万事休すと思われたが、ここから4ー6まで挽回すると、4ー7から驚異の7本連取。「ぼくが6ー1でリードしたけど、世界の舞台を何度も経験している選手なので、そこから全くミスが出なくなった」と緒方。会場は安堵の拍手に包まれた。この大逆転勝利は、張本のプレーをさらに加速させるだろう。