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速報・現地リポート

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平成30年度全日本選手権速報

●男子シングルス5回戦
張本智和(JOCエリートアカデミー) 2、ー11、ー11、1、ー8、4、7 緒方遼太郎(早稲田大)

張本智和、最終ゲーム1ー6から起死回生の逆転劇で、JOCエリートアカデミーの先輩・緒方に勝利!

「どんなサービスを出してもチキータはされる、特にチキータを封じることは考えなかった」と試合後に語った緒方だが、フォア前に出して張本のフォアに逃げていくYGサービスは、チキータ封じにはやはり効果的だった。張本はツッツキでのレシーブが主体になり、逆に緒方から威力あるチキータで攻められ、バック対バックでも互角の展開。緒方のしのぎに対しても打ちミスが出た。

 もつれ込んだ最終ゲーム、0ー3で張本がタイムアウトを取るが、緒方の強烈なフォアストレートのカウンターが決まるなど、1ー6と大きくリードを許す。チャンピオン、万事休すと思われたが、ここから4ー6まで挽回すると、4ー7から驚異の7本連取。「ぼくが6ー1でリードしたけど、世界の舞台を何度も経験している選手なので、そこから全くミスが出なくなった」と緒方。会場は安堵の拍手に包まれた。この大逆転勝利は、張本のプレーをさらに加速させるだろう。
  • 追いつめられた覚醒した張本、最後は怒涛の得点ラッシュで締めた

  • バック対バックで一歩も退かなかった緒方。大魚を逃すも健闘光る

  • 苦戦を乗り切り、安堵の表情