●男子シングルス5回戦
丹羽孝希(スヴェンソン) 4、−13、8、5、7 岸川聖也(ファースト)
濱川明史(岩村くらぶ) 6、−9、12、6、5 神巧也(シチズン時計)
元五輪代表の岸川と、五輪メダリストの丹羽との対決は、丹羽が力の差を見せる試合となった。2ゲーム目を取り、岸川は一矢を報いるも、丹羽の速攻の前に勝機を見いだせなかった。
「なかなか難しい試合でした。丹羽はチキータがうまいので、それに対するサービスとチキータをされた時の対応を考えていた。Tリーグで彼の試合を見ていて強くなっていると思っていたし、凡ミスも少なくなっている。サービス、レシーブは世界のトップクラスだと思います。3ゲーム目、7−6くらいでリードしいて、そこで凡ミスをしてしまった。完敗ですね」(岸川)
今大会がシチズン時計としての最後の試合となる神は、今後Tリーグでプレーする予定だ。相手は元日鉄住金物流として日本リーグでも活躍した濱川。両ハンドの切れのあるボールが冴え渡り、神に完勝した。以下は神のコメント。
「思ったようなプレーができなかった。3ゲーム目、10−6でリードして、10−7になった時にタイムを取るかどうか迷った。そこで先を見すぎていたのか、(取らなかったこと)その判断ミスですね。10−9で取ったけど、全日本ということを考えたら早めに取るべきでした。
濱川さんには負けたことがなかった。彼はアメリカとかでもやっていて、動画も見ていたし、対策をやってきた。ここで負けたのはふがいない。シチズンとしての最後の試合だったので何とか恩返しをしたかったけど、それもかなわなかった。これからまだまだ頑張っていきます」