●男子シングルス6回戦
張本智和（JOCエリートアカデミー）−9、4、7、−13、9、8　田添健汰（木下グループ）
吉村真晴（名古屋ダイハツ）5、−9、−11、11、5、6　宇田幸矢（JOCエリートアカデミー／大原学園）
大島祐哉（木下グループ）4、4、5、4　定松祐輔（日鉄住金物流）　
田添響（専修大）−7、13、10、8、9　高木和卓（東京アート）
町飛鳥（シチズン時計）　8、6、−11、9、−6、−8、5　龍崎東寅（明治大）　　
木造勇人（愛知工業大）7、9、−2、−9、5、5　吉田雅己（岡山リベッツ）
丹羽孝希（スヴェンソン）8、4、5、11　濱川明史（岩村くらぶ）
水谷隼（木下グループ）−13、9、5、8、8　上田仁（岡山リベッツ）

男子シングルスも6回戦が終了。
張本は田添健汰との接戦を制した。「今日の2試合は予想以上に向かってこられて、納得のいくプレーは一本もなかった」と試合後に語った張本。お互い手の内は知っているだけあり、田添はミドルへのハーフロングサービスを張本にバックでレシーブさせ、3球目でバックを厳しく突いてチャンスを作るなど、うまく攻めていた。しかし、勝負所では開き直った張本のチキータがものを言った。

丹羽は濱川との「左腕ファンタジスタ対決」にストレート勝ち。「濱川さんは終始強気で攻めてきて、打たせると強いので、神経を遣いながら戦いました」と試合後のコメント。一方、敗れた濱川は「思い切っていこうと思っていたんですけど、逆に相手がゆっくりやってきて、それで空回りしてしまった。左利きには自信があったんですけど、2枚も3枚も相手が上手でした」と語った。敗れたとはいえ、高校・大学を過ごした大阪で、うれしい初のランク入りとなった。

そして、高木和を下した田添響は初のベスト8。「大きいラリーでは不利になるので、前陣でバック対バックで勝負したかった」と試合前の作戦を語ったが、実際に試合になると田添のフォアが絶好調。豪快な引き合いに鋭いカウンターと攻撃が冴え渡り、要所ではトレードマークの一撃バックドライブもよく決まった。