●男子シングルス1回戦
張本智和 ー8、4、6、5、6 バドウスキ(ポーランド)
水谷隼 8、ー7、6、8、3 ペレイラ(キューバ)
吉村和弘 5、ー8、7、4、5 ジャービス(イングランド)
男子シングルスも1回戦がスタート!
第4シードの張本は、ポーランドのバドウスキに1ゲームを先取されるも、4ゲーム連取で逆転勝ち。張本のバックハンドの速攻に対し、バドウスキは台から距離を取って両ハンドで返球し、チャンスボールは威力あるバックドライブで攻めてきた。強引に打ち合うと厄介な相手だったが、張本は打球点を遅らせたストップなどを駆使し、自分からの攻撃だけでなく、相手に打たせてからうまくコースを突いて攻略した。
実は張本にとって、この1回戦がひとつの「鬼門」だと思っていた。力攻めから焦りが出て、ミスが増えるパターンに陥ることを心配していたが、杞憂だった。
水谷はキューバの「怪腕」、ペレイラに勝利。ワールドツアーなどにはほとんど出てこないが、抜群に腕っぷしが強く、中陣から打ち込む両ハンドドライブは強烈だったが、水谷は攻守ともミスがなく、バックストレートへの速攻を織り交ぜて得点を重ねた。世界選手権初出場の吉村も、イングランドの4番手ジャービスを破って記念すべき勝利をあげている。