●混合ダブルス準々決勝
フランチスカ/P.ゾルヤ(ドイツ) 11、8、-3、-11、13、8 森薗政崇/伊藤美誠(日本)
吉村真晴/石川佳純(日本) -6、8、5、-8、7、8 ピスチェイ/バラゾワ(スロバキア)
許シン/劉詩ウェン(中国) -10、-9、7、8、-9、5、7 李尚洙/田志希(韓国)
樊振東/丁寧(中国) 1、8、1、8 何鈞傑/李皓晴(香港)
全日本優勝ペアの森薗/伊藤が大接戦の末にフランチスカ/P.ゾルヤ(ドイツ)に敗れた。6ゲーム目、7-6のカウントでフランチスカが左足を傷め、インジュアリータイムで中断。そこからフランチスカは動けないからだから強烈なバックドライブを決めて、試合を決めた。
ドイツ人同士の混合ペアとしては1971年のE.シェラー/D.シェラー以来の48年ぶりのメダル獲得となった。
前大会金メダリストの吉村/石川が3大会連続のメダルを決めた。出足から吉村のミスが目立ったが、石川がよくリカバーし、吉村の調子が戻るのを我慢するという展開だった。吉村も最後は何とかねじ込み、得点を重ねた。
大会前に張本の指の不調で、張本/石川組を解消し、急きょ吉村真晴を招集し、その期待に応えた吉村も見事だった。明日は森薗/伊藤が負けたフランチスカ/ゾルヤと対戦し、決勝進出を狙う。
◎石川のコメント
「苦しい展開で、苦しい時こそ二人のコンビネーションが試されるので、『我慢だね』と励まし合ってプレーできた。同じペアで3大会のメダルは簡単なことじゃないし、このペアで出れたことに感謝しています。練習さえしっかり積めばメダルを獲る自信は持っていました」
◎吉村のコメント
「自分の凡ミスが多くて流れをつかめなかった。最後は気合で、どうにかしてつなげれば石川さんが何とかしてくれると思いました。パートナーを信頼して最後まで戦うことができた。身体やメンタルの準備という意味で、今まで経験した世界選手権やオリンピックの中でもっとも難しい大会でした。ただ出るからには絶対メダルを持って帰ろうと思ってました。石川さんのおかげでここまで勝ち切れている。世界卓球ではぼくらが戦い方を知っている、それを証明するためにこの舞台に戻ってきた。チャンスをくれた卓球協会にしっかりとした結果で応えたかった」