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世界卓球ブダペスト大会

 4月21日にその火ぶたを切る世界選手権個人戦ブダペスト大会。開催都市のブダペストはハンガリーの首都。街は中心を流れるドナウ川によって丘陵地帯のブダ地区と、平地のペスト地区に分かれている。
 その美しい街並みからブダペストは「ドナウの真珠」と呼ばれ、観光名所でもある。 
 卓球王国取材班は、18日の深夜に東京からウイーン(オーストリア)を経由して、ブダペストに入る。観光名所と言っても、フリーの日はなく、19日にIDカードを取得して、20日には日本選手団の練習を取材して、21日の初日を迎える。

 ハンガリーでの世界選手権開催は第二次世界大戦前の1929年、1931年と、戦後の1950年に続いて4度目で、実に69年ぶりの世界大会となる。ハンガリーは国際卓球連盟の創立協会でもあり、かつてバルナ、サバドス、シドという世界チャンピオンを輩出した古豪の協会だ。
 1971年名古屋大会ではヨニエルとクランパが組み、男子ダブルスで優勝し、古豪復活と言われ、1975年カルカッタ大会では両ハンドのドライブを駆使したヨニエルが優勝、さらに1979年平壌大会では中国を破り、男子団体で優勝した。
 しかし、その後、ハンガリーは低迷の時期に入っていく。
 半世紀を超えての世界大会開催に、ブダペストがどれほど盛り上がり、どのような運営になるかは想像できないが、現地から熱いリポートを届けたい。
  • 1979年世界選手権平壌大会でハンガリーが中国を破り、その時のメンバーだったゲルゲリー

  • 1975年に世界チャンピオンになったハンガリーのヨニエル