●女子シングルス3回戦
平野美宇 6、11、ー11、ー7、4、4 チャン・モー(カナダ)
佐藤瞳 7、7、7、12 ウー・ユエ(アメリカ)
孫穎莎(中国) 6、9、9、ー13、2 伊藤
石川佳純 7、12、3、4 リー・チェン(ポーランド)
女子シングルス3回戦、最大の注目カード。伊藤対孫穎莎は1ー4で孫穎莎……!
伊藤の必殺の巻き込みロングサービスや、切れ味を増したアップダウンサービスを低く正確にレシーブしてきた孫穎莎は、相当な伊藤対策を感じさせた。そして、ラリーでは徹底してバック対バックに誘い込み、パワフルでコースの厳しいバックドライブを連打する。伊藤のバック表ソフトの強打に対し、並の選手ならミスが続出するところだが、孫穎莎のボールタッチは正確だった。
伊藤も3ゲーム目に思い切って相手のフォアへボールを送り、一度は11ー12でマッチポイントを奪われながら15ー13で1ゲームを返したが、最後まで展開は変わらず。思い切って回り込んで強打したボールもブロックにつかまり、5ゲーム目は大量リードを許した。
平野はシェークフォア表ソフトのチャン・モーに4ー2で勝利。佐藤は決定打のないウー・ユエ(アメリカ)に対してきっちり守り切り、3試合連続のストレート勝ちを収めた。
そして石川は、カットのリー・チェンに対して2ゲーム目1ー6のビハインドから逆転し、そこからは一方的な展開。軽打からフォア強打へのコンビネーションが冴えて、リー・チェンの堅陣を打ち抜いた。