●男子シングルス3回戦
ゴーズィ(フランス) 8、-6、-11、6,9、9 許シン(中国)
3回戦で大番狂わせが起きた。優勝候補の一人、世界2位の許シン(中国)が世界34位のゴーズィ(フランス)に敗れた。「楽しんでやることができた。許は世界でもNo.1のフォアハンドを持っていて、威力もあるし、回転量もある。レシーブに変化をつけて十分にフォアハンドを打たせないようにして、カウンターを狙っていった。でも本当に勝てるなんてすごいことだと思う。信じられないよ」(ゴーズィ)。
去年1年間は故障で苦しんだゴーズィ。世界ランクの最高位は8位。強い時のゴーズィが戻ってきた。前・中陣でのトリッキーなショットを有効に使い、許のタイミングを外し、フォアドライブの連打を封じた。
これで第2シードのブロックから中国選手がいなくなり、決勝は中国以外の選手が進むことが確定した。これは2003年パリ大会以来の出来事。この時は、決勝はシュラガー(オーストリア)対朱世爀(韓国)だった。
勝ち上がっていけば張本と許シンが準決勝で対戦する組み合わせだったが、張本の前からまずは許シンの姿が消えた。