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全国高校選手権(インターハイ2019)

女子学校対抗3回戦、済美が強豪・横浜隼人を破って歓喜のベスト8入り。エース木塚を中心に、勝負の要(かなめ)であるダブルスを取ったのが大きく、勝負強さが光る4番黒田が試合を決めた

「ベスト8の壁を破れという周りからのプレッシャーがあったけど、今回は思った以上に選手が頑張ってくれた。4番の黒田も普段は崩れてしまうところだけど、最後まで粘り切ってしっかりやってくれました」(木塚監督)。1971年の第40回大会では女子学校対抗優勝も果たしている済美だが、このベスト8には価値がある。

2大会連続2回目の出場となる萩光塩学院は、武蔵野を破ってベスト8進出の快挙。2番でバック強打が武器の川本が、3ゲーム目にマッチポイントを奪いながらも逆転され、最終ゲームも中盤で大きくリードされながら逆転勝ち。流れを引き寄せて、3番ダブルスも大接戦を制した。どの選手も伸び伸びと、持てる力を出し切るプレーに好感が持てる。

真岡女子は遊学館に1−3で敗れてベスト16で大会を終えたが、バックハンドの名手・矢口がストレート勝ちでチームに1点をもたらした。2022年のとちぎ国体に向け、強化がスタートした第1期のメンバーが今年の3年生。「男子にできることは女子にもできるという発想で、攻撃的なプレーを目指してきました」と真岡女子の星野監督。かつての「ショートの真岡」「カットの真岡」とは違う、伸び伸びとした両ハンドの攻撃スタイルを見せた。